Quantcast
Channel: あすかりんの恋味敬食(こみにけいしょく)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 570

【すし処めくみ】記憶にバーンと残る別格のおいしさ!北陸で最高峰の一つだと思う。ミシュラン2ツ星

$
0
0

みなさんこんにちは、あすかりんです。
本日も私、雅珠香(あすか)のブログにご訪問、誠にありがとうございます。
 
今回は、石川県野々市市にある「すし処めくみ」さんのご紹介です。
  
めくみさんを一言で言うと、
「記憶にバーンと残るおいしさ」だと私は思います。

※飲食中の撮影は不可なお店なので、写真が寂しいのはお許しください。
 店主の山口尚亨さんと。

image



 
【お店の場所、コース】
金沢市中心部からだと車で25分くらいでしょうか、野々市市の中でもちょっと説明しにくい住宅街の中にあります。ですから、ナビ利用かタクシーがベスト。お酒を頂くことを考えたらタクシーですね。
営業は基本的には夜(日曜は昼営業あり)。
コースは21,000円(税別)のみで、金沢エリアでは(いや北陸では)価格帯は一番高級かもしれません。しかしながらクオリティーの高さで人気を集めており、予約は困難。
お客さんは、首都圏などはもちろん、海外からのお客さんも珍しくありません。
  
今回は空席を聞いて滑り込みです。1人はこんなときに便利です・・・。

image




【信条と受賞】

店主の信条は“まずは良い食材ありき”ということで、毎日必ず片道約100kmある能登の漁港に車を走らせ、自身の目で食材を見極めていらっしゃいます(これはなかなかできることではありません。野々市市からだとかなりの距離ですヨ)。さらに、漁師さんや市場との信頼関係も築いていらっしゃって成せる技だと思います。
これらの姿勢が高く評価され、食による地域活性化や日本食の海外普及に貢献した料理人を表彰する「料理マスターズ2012」(農林水産省制定)を受章しています。山口さんは地域に根差した姿勢や、高い調理技術を海外に発信している点を評価されました。
先のミシュランガイドでも2ツ星を獲得しています。



【雰囲気】

予約の時刻までは、カウンターの外のベンチにて待ちます。
時間になったら席に案内され、一列に並ぶカウンターに奥から順に通されます。
無駄なものが何一つないキリっとした空間で、張り詰めた緊張感があります。北陸の、どのおすし屋さんよりもドキドキ感ありかも。


【料理】

「9月10月は端境期だからいいものがあまりない」というのは謙遜も含んでおり、11月の最もおいしい時期を前にいいものがないのはもちろんなのでしょうが、何もない時期でもいいものを調達されていますし、技術で味わいをマックス値に持ってきているのはさすがです。
(そして、何でもおいしい時期と違って、逆にこの時期の方が仕入れの価格は高いのだとか笑。)
また、味を生み出すという根幹の仕事の軸はぶれておらず、追求型の職人気質を印象づけられます。食材の旨さが最大限発揮される“温度”にも神経を研ぎ澄ませており、名物のアワビは、秒単位で蒸すなどの火入れが特徴的。精度の高いシゴトが光ります。


今回のお料理をザザッと書きます。

お酒は手取川を頂きました。

<おつまみ>

輪島のモクズガニ
能登出身ながら食べたことありませんでした。いいものはここか築地に行くそうですよ。
香箱蟹より一回り小さく、みそがオレンジ色で味が濃い。

刺身(マコガレイ、能登島の赤西貝、アカイカ)
特にカレイは、素材が良いのと包丁技術が秀逸なのとで、格別のうまさ。舳倉島の塩にて。

富来の水蛸
茹でた水蛸は、想像以上に柔らかく、柔らかいというよりも口に入れた途端崩れるくらいの繊細さに思わず唸り声があがりました。

白海老団子
今が一番良いという白海老をむき身にし、団子にして焼いたものです。
ふわっとしていて、富山の名店で食べたものよりも食感が心地よかったですし、こちらはつなぎにご飯を使っているので、自然な甘さがプラスされているのも良かった。
温かさで甘さも立っており、焼の香ばしさにもそそられます。

のど黒


<にぎり>
シャリはやや輪郭を残した絶妙な固さで炊き上げ、ほの温かい状態なので、とろけるような繊細な素材と溶け合ったときにちゃんと主張が感じられます。また、けっこう空気を含ませて握ってあるので、1貫が大きく見えるのですが、口の中ではネタと軽やかに溶け合います。
インパクトが大きかったのは、ウニ、マグロ、のど黒。
なんたって、いい素材を惜しげもなく使ってあって、ウニなんて「それ3人前なんじゃ!?」っていうくらいの量をダイナミックにのっけていました。
マグロは熟成させたものと鮮度のいいものとの食べ比べ。惚れ惚れするような美しさも目に焼き付いています。のど黒は藁焼きにて。ひたひたとこぼれ出る脂のおいしさに、藁の香ばしさ乗っていました。リフトアップが難しいくらい繊細な穴子も美味でした。
  

・富来のヒラメ
・スミイカ
・白海老
・雲丹軍艦巻き

・雲丹軍艦巻き(唐津の赤雲丹)
・マグロ 大間、約180キロ(2週間熟成)
・マグロ 大間、約180キロ
・しんこ
・のど黒藁焼き 
・穴子


・玉
・のり椀


次はやはり11月にも伺ってみたいものですが、10月の予約よりも先に11月がもう埋まってきているのだとか。

image




今日もお腹いっぱい!あすかりんでした。


読者登録してね


●すし処 めくみ
電話番号:076-246-7781 完全予約制
住所:石川県野々市市下林4-48
営業時間 18:00~21:00(最終入店)
[日]12:00~20:00(最終入店)
※ランチは日曜日のみ営業
定休日:月曜・第1第3火曜




Viewing all articles
Browse latest Browse all 570

Trending Articles