みなさんこんにちは、あすかりんです。
本日も私、雅珠香(あすか)のブログにご訪問、誠にありがとうございます。
今回は、金沢を代表する料亭「つる幸」さんのご紹介です。
つる幸さんの詳細は、こちらをご覧ください↓
(前回は春訪問でした。)
http://ameblo.jp/shanti-sky/entry-12151863005.html
実りの秋、さまざまな食材が旬を迎える季節は、どんなコースが楽しめるのでしょうか~。
伺う前からドキドキでしたが、良い意味で期待を裏切られました。
感想は総括にて。
やはりシゴトの精度が高い上、意表を突く味わいの演出を欠かさないので、最初から最後まで感動の連続です。トリュフやスパイスなど、意外性のある食材を合わせ、一歩先にあるおいしさを構築してあるのには毎度驚かされます。また、細部まで凝っているところもニクイ。無論、旬の最上級食材を一番おいしく調理することにも長けていらっしゃいますから、安心感の上に遊び心溢れる大輪の花が咲いたようなお料理が楽しめます。
大女将の品があって親しみのある接客と、仲居さんの明るく丁寧な接客も好印象。
翌日まで夢心地が余韻しました。
●伊勢海老の温製サラダ
しかも豪華なだけじゃない!調理は端正で、火入れまで気を抜かず、みずみずしい仕上がり。
●八寸
カマスの燻製ずし、インカのめざめコノワタがけ、フォアグラのゼリー寄せ、イクラ、さらにシャインマスカットの白和えにはおいしさにびっくり!
石川の香箱蟹はあと1カ月後ですが、一足先に解禁したばかりの新潟産の
茶そばで作った栗のイガは、本物と見間違うくらいの完成度の高さ!
茶碗蒸しはうなぎ蒲焼きのせで、なんとスパイスが効いているという驚きあり。スパイスの香味とうなぎは相性抜群。
●お吸い物
カブラを菊の花に細工した「菊カブラ」に蒸し雲丹をのせて。蕪の甘さが蒸した雲丹にぴったりなんですね。素材の甘さを味方に付けた、秋らしいお吸い物でした。
●お造り
加賀太きゅうりを使い、千枚田をイメージした演出。新米の季節にこれは嬉しい。出てきたら必ず歓声のあがる一品だと思います。
上段左から、ヒラメ、甘海老ラー油射込み、天然マグロ、サルエビ、カツオ、バイ貝、サワラ、アカイカ、ガスエビ。お醤油と梅肉ソースで。
ラディッシュのトンボ、キュウリで作ったカエルにはもろみ味噌が!
●能登アワビのソテー
能登産を丸々1つ独占!というのにも喜びひとしお。
やや厚切りを頬張る嬉しさよ。味の寄り添わせ方もさすがですね。食材の個性を持ち上げながら、オーソドックスではない美味しさに仕上げてあります。うまい!
●能登牛の鍬焼き
柿釜で秋らしい演出。脂は上質ですが、山椒で引き締めてあるのもいい。
丹波の黒豆を添えて。
●海老芋と穴子の湯葉あんがけ
揚げ海老芋と穴子の甘さ、香ばしさ、そして食感がマッチ。さらに湯葉あんかけが全ての食材を優しく包み込んでまとめあげている一品。なるほど、そう合わせるのか!と納得。
こちらも能登の松茸が添えてあります。
●蓮根餅のくず葉包みからすみ入りで塩気が上手に寄り添い、シャクシャクともちもちの食感も美味。
くず葉の青く清涼感のある香りにも誘われます。
●松茸ごはん秋刀魚の燻製のせ、赤出汁、香の物
秋満載のお食事!端正な味わいの松茸ごはんに、秋刀魚の燻製がいいうまさと旬を添えています。香の物は、糠漬けの他にナスいしる漬けなど多彩。ここまでのこだわりにもう感服。
●水菓子 グレープフルーツグラタン
柑橘の弾けるような酸味がツンツン来そうですが、爽やかで優しく、ジューシーに仕上がっているのがスゴイ!つる幸さんでは、毎度デザートまで楽しみです。
●お抹茶、お菓子
今日もお腹いっぱい!あすかりんでした。

<店舗情報>
店名:懐石つる幸
電話:076-264-2375
住所:金沢市高岡町6-5
営業時間:11:30~15:00、17:30~22:00
定休日:不定休
価格:昼食5400円~、夕食10,800円~(サービス料15%、席料、税)