みなさんこんにちは、あすかりんです。
本日も私、雅珠香(あすか)のブログにご訪問、誠にありがとうございます。今回は、金沢市上中町にある“季節料理つばき”さんのご紹介です。
秋のつばきは、「コケづくし」すなわち天然キノコですよ~。
(※石川ではキノコのことをコケと呼びます。)
今一度お店のご紹介ですが、場所は金沢の奥座敷「湯涌温泉」方面で、山沿いの道を走っていると出会う、立派な門構えのお店です。店名通り旬を味わえるお店なのですが、食材はなんと店主の小村昭義さんが自ら山に入って調達したもので、春は山菜やタケノコ、夏は鮎や岩魚、秋はキノコや自然薯、さらに冬は猟師でもある店主が仕留めた熊などのジビエが食べられるんです。
ランチは1500円の「雪」、2500円の「月」、予約が必要な3500円の「花」と3つありますが、一番手頃なコースでも内容が充実していてびっくりしますよ。
ちなみに、山菜&タケノコ料理の春のランチはこちら↓
http://ameblo.jp/shanti-sky/entry-12010142658.html
夏のランチは鮎でした↓
http://ameblo.jp/shanti-sky/entry-12052218936.html
いろいろなタイプのお部屋がありますが、私はもっぱら景色が見える窓際の席。
●柚子ドリンクソーダ割り
今回は2500円の月ランチにて、コケ三昧を楽しみました。
●「月」ランチ(2500円)
・前菜
金時草の煮こごり、なめこ、ズイキ、自然薯
自然薯も粘りがいいものでした。
・自家製胡麻豆腐
こちらは定番の一品で、毎度の楽しみでもあります。
むっちりした食感を感じるのと同時に、胡麻の風味が開きますよ。
・蒸し物
加賀野菜の「打木赤皮甘栗かぼちゃ」を茶巾絞りのような感じにして蒸した料理で、かぼちゃの濃さががそのまま伝わるように、薄味の上品な出汁餡がかかっていいます。
紫色の菊「もってのほか」をあしらって秋らしく。
・天ぷら 天然マイタケ、無花果
果実らしい甘さが前に出ているわけではなく、控えめで趣深い風味と滋味がほんのり口の中を漂う感じで、フルーツというよりは野菜。つぶつぶの種が外皮に守られているので、揚げてもみずみずしさもそのままで、おいしさが閉じ込められています。これは美味!
天然マイタケは、いつも食べているマイタケとの差がしっかり感じられるもので、ポテンシャルの高さを見せつけられました。能登の塩でシンプルに味わうのもまた良かった。
・里芋の天然キノコあんかけ
里芋は衣をつけて揚げてあってホクホクで、衣に出汁あんがよく絡んでいます。
天然キノコは、シバタケ、コッサ、(通称?)アオヌメリ。
これらは店主が金沢の山の奥に2時間かけて入って採ってきたものですが、それだけ山を入っていくと、金沢でもこうのが採れるんですね。何だか我々の知らない風景を想像させてくれる一品でした。
そしてお食事。
・栗ご飯
栗は小粒で味がハッキリした柴栗。余計な味付けをしておらず、栗のおいしさが引き立っていました。ああ、おいしい~と無意識に声が漏れます。
・牛肉、天然キノコ
メインは牛肉ですが、私的には天然キノコのほうが主役。キノコは、サマツと呼ばれている白松茸とサクラシメジで、最後まで、なかなか食べられない山の秘宝づくしで満足度大でした。
私の故郷である能登の山では、多種のキノコが採れ、スーパーなどでも販売されていますから、私も幼少期からマニアック?なキノコをよく食べたものですが、金沢でここまでレアなキノコに出会えるなんて感激でした。
今日もお腹いっぱい!あすかりんでした。


●季節料理 つばき
電話番号:076-229-0010
住所:金沢市上中町己1-2
営業時間
ランチ 11:30~ラストオーダー14:00
ディナー 18:00~ラストオーダー19:30
14:00~18:00はカフェタイム
定休日:火曜日