みなさんこんにちは、あすかりんです。
本日も私、雅珠香(あすか)のブログにご訪問、誠にありがとうございます。
今回は、加賀市にある注目のすし店 “鮓一貫(すしいっかん)”さんのご紹介です。
冒頭に総括ですが、コース内容とコスパを考えると、(金沢市から同店までは距離がありますが)ここまで足を延ばす価値大いにありと言えます。
他にはない個性があってインパクトを残しますし、独特で奇抜さを感じさせる反面、味わいも緻密に計算されているので、「なるほど」と感動があります。
今回個人的に新発見だったものは、「あん肝レタス」と「ゴーヤ握り」で、味わいのマトリックスと、見せ方も美しいなと思いました。
ただ、洗練された独創的なすしですが、昼営業もしていますし、夜でも気を張らない価格帯ですし、気軽に訪れることができるので、肩の力を入れ過ぎずに訪問できるのはありがたい。
金沢だったら、リアルに倍の金額になると思います。
場所は、加賀温泉駅から車で約10分の場所。お店のバックには一面の田園風景が広がっており、立地から特徴的。コンクリート打ちっぱなしのモダンでスタイリッシュな外観で、入店する前に、新しいものに出会うワクワク感に襲われます。
●おまかせコース(5400円)
(小鉢、刺身、八寸、季節の料理、握り8貫、味噌汁、デザート)
・カボチャの冷製すりながし、ウニのせ
・お造り 甘海老、キス、梅貝
・八寸
「八寸」が出てくるのも斬新。
この日の内容は、のど黒のお頭塩焼き、茶豆、黒もずく、たまご、ローストビーフ、タコ桜煮、沢庵チーズサンド、あん肝レタス。
のど黒は、お頭でこの大きさだから、立派なのど黒でしょうね。
「あん肝レタス」は、あん肝と奈良漬けとシャリを、軽く湯通ししたレタスで巻いたもの。優しくコクのあるあん肝が全ての食材の味わいをまとめ上げており、奈良漬けとサクサクとしたレタスの食感がアクセントになっています。
・アラの唐揚げ
・塩屋の鮑
橋立漁港近隣の、塩屋で採れた稀少な鮑。
さて、ここからは握りです。
どれも予め味を施してあるため、醤油は必要なしでした。
シャリは、金沢のすしを食べ慣れている人だと、ほんの少~しだけ多めに感じるかも。しかし、多めといっても多くはないですし、ネタとの調和が取れているので、心地よく感じました。
この日のネタは、橋立漁港のアカイカ、白エビ、マグロ漬け、トロ、ゴーヤ、小鯛、穴子、カイワレ大根。(写真は一部)
・橋立漁港のアカイカ
・マグロ漬け
・ゴーヤ
一番特徴的だった「ゴーヤの握り」。さっと茹でたゴーヤは、細胞の中に閉じ込められた気体を放出して、鮮やかな緑に発色しており、より一層艶っぽく美しい。白い綿の部分を丁寧に削いであるため、顔をしかめるような苦味はないですが、ほんのりと後引く大人の苦味あり。
ゴーヤとシャリの間に豚肉を挟んであるので、その旨味でより一層苦味が緩和されます。
うーむ、クセなる味。
・小鯛
鯛の皮目って、光沢のあるピンクと白銀のグラデーションがキレイですよね。見惚れる美しさ。
・穴子
ほわほわっとした食感が見た目で伝わります。
・カイワレ大根
昆布締めカイワレ大根の握り。カイワレなので、ピリっとくる刺激を想像っしていましたが、たおやかでさっぱりした味わいでした。
デザートは、バラとライチのシャーベットという、可憐な風味で〆。
最後のアイスまで、意表を尽いてくれます。
これより手頃なコース(女性に人気の「まかせないコース(4200円)」というコース)もあるから驚き。
テレビや誌面などの取材はお断りをしているそうなので(※ブログ掲載許可あり)、クチコミで火が付いたお店です。人気に納得。
今日もお腹いっぱい!あすかりんでした。


●鮓一貫
0761-74-8555
石川県加賀市梶井町43-5
営業時間
昼11:30~14:00
夜17:00~21:00
定休日:月曜日、第1・第3日曜日(変更の場合あり)