みなさんこんにちは、あすかりんです。
本日も私、雅珠香(あすか)のブログにご訪問、誠にありがとうございます。
今回は、身近なところにあるけど知らなかった、えー!そうだったのか~な食ネタです。
ご興味のある方はぜひお読みください。
皆さんご存知 Apple社の「Macintosh」。
Mac やiPhone、iPodなどで、もう日常で目にしない日はありませんね。
しかし、このロゴは実は実在するリンゴだということはご存じだったでしょうか?
きっとユーザーでも知らない人のほうが多いと思います。
Apple社のロゴマークは、右端をかじったようなリンゴですが、
実はこのリンゴの英語名が【McIntosh】で、
和名は【旭(あさひ)】と言います。
ここで英語の綴りに注目してほしいのですが、
元となった果実のリンゴの綴りは【McIntosh】
アップル社のほうの綴りは【Macintosh】で、少し違いがあります。
本当であればリンゴの綴りそのまま【McIntosh】と名付けたかったそうですが、ハイファイ(オーディオ)のメーカーにこの名前を使用している会社があったため、Mとcの間に「a」を入れて社名にしたと言われています。他にも、ミススペルだったという説もあれば、意図的だったという説もあり。
名付け親はJef Raskin(ジェフ・ラスキン)氏で、おしくも2005年2月に亡くなっています。
ちなみに、アップル社の初期のロゴはリンゴではなく、アイザックニュートンだったそうですね。
そして、ロゴのリンゴが欠けている理由は、(よく結婚式のケーキカットで、新郎新婦がケーキを食べさせあうときに「ファーストバイト」と言いますが、)
“一口”や“噛む”という意味の「bite(バイト)」と、デジタルコンピュータの情報の大きさを表すために使われる単位「byte(バイト)」とかけています。
そして、ここからが旭リンゴの秘密。
「旭」は、カナダのオンタリオ原産のリンゴです。
John McIntoshさん(1777~1846年)という方によって、1811年 にカナダの森林で発見され、自身の名前を取って「McIntosh red」 と名付けられています。日本に渡ったのは、1890年(明治23年)。 札幌農学校に寄贈されたのが始まりで、明治25年に「旭」と命名されたそうです。(また、北海道開拓使によって、アメリカから導入されたという記述もあり。)
日本に入ってからの品種改良などは行われていない、非常に「古い」品種のようですが、現在は激レア!
リンゴの収穫量の0.1%未満という幻のリンゴです。
理由は、収穫前の落果の多いことや、「日保ちがしない」など、欠点や弱点が多いことが挙げられます。そして、他の優良品種が出てきたことで、現在はあまり作られなくなったそうです。
生産量も流通量も少ない品種ですが、北海道や東北で一部作っていらっしゃる農家さんがあります。
「青森県では9月下旬~10月上旬の成熟」という情報と、寒地に適してた品種であるという情報がありましたので、私は北海道増毛産のものをお取り寄せしてみました。
●旭リンゴ(5キロ18玉:3500円)
送料と代引き手数料込みで5024円でした。
減農薬、減化学肥料で栽培されている、北海道増毛産の旭リンゴです。
勝手なイメージで小玉なのかな~と思っていましたが、中くらいのサイズ。
やや濃い目の紅色で、色艶がしっかりしています。
カットしてみると、爽やかな青リンゴの風味がパッと広がり、絹のような白肌が現れました。
いつも食べているふじリンゴなどより、色がけっこう白く感じられました。
皮付と皮なしで剥いて比較しながら食べてみたのですが、皮は薄いのですがけっこう硬めなので、皮なしのほうが良かったように思います。
味は、やはり酸味が強めで甘さは少なく、香り豊か。
アップルティーとかにしても良さそうでした。
日保ちがしないため、1週間で食べきってくださいという注意書きもありました。
味わいがなかなか珍しかったですし、普通では食べられないレアなものなので、送料を含めるとちょっと高価にはなりますが、お取り寄せしてみて良かったな~と思います。
18玉で3500円なので、リンゴ自体の価格は200円以下と、そんなに高くないですね。
アメリカやカナダでは、現在でも好まれる品種なのだそうです。
ご興味あればぜひ食べてみてください。
今日もお腹いっぱい!あすかりんでした。
参考HP:
「Wikipedia」https://en.wikipedia.org/wiki/McIntosh_(apple)
「旭りんご愛好会」さん、「青い森の片隅から」さん